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営業社員用
チャットツール開発

“オーダーメイド” 開発で、現場で役立つUXを実現

LINEやFacebookメッセンジャー、Slackやチャットワークなど、様々なチャットツールが普及している現在。ビジネスシーンでも「メールよりチャットツールを使う」という人が増えているのではないでしょうか。メールに比べてチャットツールには、短い文面のやりとりでスピーディかつ気軽にコミュニケーションがとれる、更新がプッシュ通知されるなど即時性が高い、といった特徴があります。
しかし一方で、セキュリティや使い勝手の面で既存のツールに不満を感じている企業も多く見られます。
下記にご紹介するのは、そんなチャットツールへの不満を解決した事例です。お客様企業の社風、ビジネスの内容や仕事の流れを徹底してヒアリングし、お客様のビジネスにぴったりフィットするチャットツールを、いわばオーダーメイドで開発させていただきました。

Overview本件で行った“キャッチボール”

お客様からのご要望→セラフからのご提案 営業社員同士の相談や問題解決に使えるチャットツールがほしい→ユーザーエクスペリエンス(UX)にこだわり、Design Sprint手法を採用 自社環境下(オンプレミス)で動作させ、一般的なツールと同様のリアルタイム性もほしい→WebSocketによる低コストな双方向通信 PCだけでなく、スマホ、タブレット端末でも活用したい→ワンソース・マルチユースでマルチデバイス対応
お客様からのご要望→セラフからのご提案 営業社員同士の相談や問題解決に使えるチャットツールがほしい→ユーザーエクスペリエンス(UX)にこだわり、Design Sprint手法を採用 自社環境下(オンプレミス)で動作させ、一般的なツールと同様のリアルタイム性もほしい→WebSocketによる低コストな双方向通信 PCだけでなく、スマホ、タブレット端末でも活用したい→ワンソース・マルチユースでマルチデバイス対応

ユーザーエクスペリエンス(UX)に
こだわり、Design Sprint手法を採用

Design Sprintの特徴とメリット

短期間

原則5日間でプロトタイプまで作る。
そのスプリントを何度も繰り返す。

全員集合

部署や役割に関わらずステークホルダーが
集まり、アイディアや問題点を出し合う。

  • 学習と検証が素早く行われる
  • 見落としや硬直化がなくなる
  • チームとしての共通認識が形成される

本件のお客様からのご要望は、営業社員同士が案件の相談や問題解決に使えるチャットツールが欲しいというものでした。

現場の社員たちが日常的に使ってくれるツールにするためには、直感的にサクサク使えるインターフェースであること、実際の業務に役立つ機能が揃っているなどが必要になってきます。つまり、ユーザーエクスペリエンス(UX)の設計が重要なポイントです。

そこで本件では、「Design Sprint(デザインスプリント)」という手法を採用することにしました。Design Sprintは、Google Ventures(Googleのベンチャーキャピタル)が提唱したデザイン手法で、左のような特徴があります。

セラフの会議室に、デザイナーとエンジニア、お客様企業のご担当者や関係者の皆さんが集まり、数日間にわたって多視点からUXについて検討を行いました。プロトタイピングツールを使ってデモアプリを制作し、実際のユーザーとなる営業ご担当者にユーザーテストを実施、ユーザーインタビューを通じて最適なUXを模索しました。

通常のシステム開発案件ではエンジニアが中心になって業務ロジックの洗い出しを行いますが、本件ではデザイナーが主体となって要件定義を行ったのも特徴的でした。


  • Design Sprintを行った会議室の様子

  • 各自アイディアを紙に書き、良い点に投票

  • プロトタイプの作成画面

WebSocketによる低コストな双方向通信

本件では、セキュリティ上の配慮などから、お客様の社内環境でのオンプレミス開発が前提でした。そこで課題となったのは、いかにリアルタイム性を確保するかです。一般的に普及しているチャットツール(LINEなど)と同じような使い勝手を実現するには、クライアントとサーバー間の情報のやりとりをリアルタイムで行う必要があります。

そこで、WebSocketプロトコルを採用することにしました。Ajax等の仕組みではクライアントとサーバー間の通信をその都度つないだり切断したりしますが、WebSocketは通信をつなぎっぱなしにすることで多数のリクエストをリアルタイム処理します。サーバーへの負荷が比較的少ないため、本件の開発にぴったりと判断しました。

ワンソース・マルチユースでマルチデバイス対応

本件では、「PC環境だけではなく、営業ツールとして導入しているタブレット端末を有効活用したい」というリクエストもありました。
PCブラウザ版、タブレット版(iPad)、iPhone版の開発を短期間で行う為に、ワンソース・マルチユースを基本としました。また、クライアントアプリはHTML5ベースとし、タブレット版などにはPhoneGapを採用しました。
上記Design SprintでUXの洗い出しができていたこともあり、各デバイス版を短期間で同時リリースすることができました。

アプリ画面
アプリ画面

主な機能

  • 投稿のスレッドテーマ(相談、トラブルなど)により画面デザインを変更
  • 既読と未読を管理
  • 画像・ドキュメントなどのファイル添付
  • 地図情報の送信
  • スタンプの送信
  • メッセージ検索・絞り込み

など

デザインとシステム開発をワンストップでこなすセラフだからこそ

本ツールのリリース後、お客様からは「外回りの営業社員との情報共有がスムーズになった」「部署を横断したプロジェクトのメンバー間でコミュニケーションをとるのに役立っている」といった声をいただきました。現場の社員の方々が使いやすい機能とインタフェースを実現できたと、セラフの開発メンバーも手ごたえを感じています。
自社独自の機能を盛り込んだオリジナルのツールに、一般的に普及している既存ツールのような使い心地を求めるのは、実はとてもハードルが高いことです。セラフでは、企画提案、デザイン、システム開発をワンストップで行い、何よりお客様と協力してUX設計を行えたことで、本件を実現できました。

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